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20代と50代の「乳がん」ってどう違うの?

若い世代に多くなっている乳がん

若い世代に多くなっている乳がんは、今、女性の大きな問題として取り上げられることが多くなっています。
著名なアナウンサーがこの病気に犯され、それでも勇気を持って日々ブログなどで近況を伝えてくれていることもあり、また、乳がん検診を受けることの必要性、重要性を訴えてくれていることもあり、乳がん検診を受ける女性がかなり多くなっています。

しかし乳がんの検査で行う、エコーやマンモグラフィーなど、これらの検査について、私たちはあまり深く理解していません。
まずエコーですが、検査する人の経験、実績によって信頼性が違ってくるということ、また得意分野があり、マンモは石灰化が得意、エコーや小腫瘤が得意など分野が違うことも理解しておかなければなりません。

また乳がんは今幅広い世代の方に発症しているのですが、エコーでは若い人の乳がんを見つけやすいといわれており、熟年層になるとマンモのほうが見つけやすいといわれています。
更に検診で有効性が証明されているのは、現段階でマンモグラフィーだけということも、私たち女性が理解しておくべきことでしょう。

なぜエコーとマンモで診断の違いが出てくるのか

エコーとマンモには診断に違いが出てくるのはどうしてなのかというと、エコーとマンモのシステムの違いと考えることができます。

エコーは動画、検査をしながら診断を行います。
しかしマンモの場合、静止画によって判断するという違いがあるのです。

一瞬で見逃す可能性があるエコーはじっくり評価できるマンモと比較すると、エコーは動きのある状態で何か問題がある箇所がないか確認するため、経験と実績が必要になる検査なのです。
ブローブ動かしながら画面を見て連続的に評価するエコー、撮影した静止画をじっくりと評価するマンモ、この違いが出るというのはこうしてしっかり考えてみると当たり前のことなのかもしれません。

年代によってどの検査がいいのか変わってくる

年代によって受ける検査の有効性が違うということも言われています。
エコーは若年層、20代から30代くらいまでの方に有効な検査といわれており、年長者、60歳台以降はマンモが有効といわれています。
40代、50代については個人差があるのでマンモとエコーと両方必要といわれています。

なぜ20代はエコー・・・というように受ける検査に違いがあるのでしょうか。
まず乳房を形成している乳腺組織と脂肪組織、このうち乳腺が豊富なのが20代、若年層です。
年齢を重ねるに従い、乳腺が退縮し脂肪が増加するといわれています。

20代はマンモによって腫瘍がある場合、周囲の乳腺に重なるように隠れているため見難く、エコーでみると、周囲の乳腺の中ではっきり確認できることが多くなります。
年長者の場合、乳腺が退縮していて脂肪が多くなるのでマンモではっきり見ることができ、エコーの場合、脂肪の中に隠れるため発見しにくくなります。

どの検査を受けたらいいのか、もちろんエコーもマンモも両方受けておくことが望ましいといわれています。
また昨年受けたから大丈夫ではなく、定期的にしっかり検査することが必要なのです。