バリエーション豊富な「杖」の正しい選び方

杖は何でもいいというものではない!こだわって選びたい私の杖

年齢を重ねて歩くことに支障が出てきている人、何らかの障害を持っていて歩くときに杖が必要な人、杖は歩くときに補助的に利用することで安定した歩行を得ることができるものです。
杖は何でもいいという事はありません。
利用する方の体に合った杖を選択する事が出来なければ、使いにくく、サポートする器具とならないのです。

長すぎたり、短すぎたりするとかえって安定性を失い、歩く補助になっても体に負担が大きくなるので、肩こり、腰痛などの原因となる事もあります。
杖を利用するかどうか、それは、その方の体の状況をよく理解することも必要です。
例えば、杖なしで歩行できないという場合、手すりがないと無理、介助者がいないと無理という場合、一人で利用すると危険な場合があります。

リハビリを行っている最中など、体重の一部を支えないと歩行ができないという方は、医師に確認し、指導の下利用するようにしてください。

自分に合った長さの杖を選ぶために

同じ身長の方でも、腰が曲がっている場合同じ長さの杖ではあいません。
必ずその方に合わせて購入する事、使用する事が求められます。

基本的には、手元の位置が腕を真っ直ぐおろしたとき手首のところに来るくらいの杖、また、一歩前に杖を突いたときに、軽く肘が曲がるかどうかを確認します。

この調整については必ず靴を履いて調整する事が必要です。
室内専用で利用する場合、室内で普段室内履きなどを履いているようならそれを履いた状態で調整します。

腰が曲がっている人は、その方が曲がった状態で杖を選ぶことがポイントです。
背を伸ばしたり、もとに計っていた身長などから選ぶと合わない杖を購入することになります。

一般的な長さの目安としては、身長÷2+3㎝といわれています。
しかしこれはあくまでも一般的な長さの目安なので、利用する本人に合わせた杖を購入しましょう。

杖はいろいろな種類がある

体の状態を見て、杖の種類を選び、長さを合わせることが必要です。
腕に力がある方は、支柱が1本の棒状杖と呼ばれるT字型の杖、オフセット型杖、ステッキ型の杖がよいといわれています。

ステッキタイプの杖は握り手がJの形をしているためJ字型と呼ばれています。
握りやすく改良されているのがT字型です。
握力があまりない、腕の力が弱いという人は、前腕固定型杖、一般的にはロフストランド杖と呼ばれる、前腕カフが付いている杖が使いやすいと思います。

握り手を握って前腕カフに腕を通して固定して利用します。
麻痺がある方、骨折の跡などには体重をしっかり支える事が必要となるので、こうしたロフストランド型の杖がいいとされています。

このほかに歩行がかなり不安定な人には三脚杖、四脚杖がありますので、その方の体の状態をよく確認し、歩行に無理がないようなものを選択する事が大切です。